睡眠障害

                                   公開日:2025年 4月17日      
                                   更新日:2025年 4月17日

目次

 睡眠障害とは?

 

睡眠障害は,睡眠に関係する量や質に問題がある

場合をいいます。一般人口での疫学調査では,

日本成人の21.4%が“不眠の訴え”を持ち,

14.9%が“日中の眠気”に悩み,

6.3%が“寝酒あるいは睡眠薬”を常用していました。

睡眠障害の症候は,不眠,過眠,睡眠スケジュール

のずれ,また睡眠中に起こる異常な精神身体的現象

など多様でもあります。

 

 

 睡眠障害の種類と症状

 

 睡眠障害には、いくつかの種類があります。

 

  「不眠症」

  • 不眠症は、日中の眠気や集中力の低下、

  • 慢性疲労などを起こす疾患です。
  • 日本における睡眠障害の中で一番罹患者が多く、
  • 現在は約5人に1人が不眠症で悩んでいるといわれています。
  • 不眠症には主に4つのタイプがあります。
     

      1. 入眠困難:寝床に入ってから30分〜1時間以上眠れない

  •   2. 中途覚醒:いったん眠りについても、夜中に何度も目が覚める
    • 3. 早朝覚醒:起きたい時間よりも、2時間以上早く目が覚める
    • 4. 熟眠障害:睡眠時間は十分確保しているのに、眠りが浅く
        熟睡した感じが得られない
  • これらの症状は、どれかひとつだけ発症する場合も

    ありますが、
     複数の症状が同時に発生することもあります。

    また、年齢によっても発症パターンは異なり、

    入眠してから起床するまでの間、どこのタイミングで

    症状が現れるかは人によるところが大きいです。 

  • 「中枢性過眠症」

    中枢性過眠症は、中枢神経系の異常によって、

    日中に激しい眠気が現れる睡眠障害です。

  •  ナルコレプシー

        食事中や歩行中など、通常は眠らない状況で、

       突然の居眠りを特徴とする睡眠障害です。

       居眠り自体は長くても30分以内と短く、居眠り後は
       
       すっきりとした感覚を得ることができます。

       しかし、状況や本人の意思に関係なく突然眠り込んで

       しまうため、日常生活に著しい影響が出ます。

       また、ナルコレプシーは、情動脱力発作(カタプレキシー)

       と呼ばれる一時的な脱力を伴うことも特徴です。

       大笑い、驚き、怒りなどの激しい感情をきっかけとして発生し、

       数秒から数分で自然に回復します。そのほか、入眠時幻覚や

       睡眠麻痺(金縛り)などの症状を伴うこともあります。

  •  

  •  特発性過眠症

       ナルコレプシーと同様、日中の強い眠気と居眠りを主症状と

       する疾患です。

       ナルコレプシーの居眠りは約30分と短時間だったのに対し、

       特発性過眠症の居眠りは1時間以上と長時間に及びます。

       また、居眠り後も眠気はほぼ改善されず、脱力発作や入眠時幻覚、

       睡眠麻痺などの出現もあまり見られません。
  •  
  • 「睡眠関連呼吸障害」

    睡眠関連呼吸障害は、睡眠中に何度も呼吸が妨げられることで、
  • 深刻な睡眠不足や健康被害をもたらす疾患です。
     
  •  ・閉塞性睡眠時無呼吸(OSA)
  •    舌や喉の筋肉が睡眠中に緩むことで、気道の閉塞もしくは

       狭窄を発生させる
  •  ・中枢性睡眠時無呼吸症候群(CSAS)
  •    何らかの原因で睡眠中に脳の呼吸調節システムにエラーが
  •    生じる
  •  いずれのタイプでも、体は酸素を補おうと中途覚醒を繰り返します。

     そのため、睡眠が障害されて慢性的な睡眠不足に陥り、日中の強い

     眠気や居眠りを生じさせます。

     
    また、OSAでは呼吸のたびに狭くなった気道の粘膜がふるえるため、

     大きないびきをかくのも特徴です。

     そして、睡眠時無呼吸を長く患うと、高血圧や糖尿病などの生活習慣病

     を併発し、脳卒中や心筋梗塞など死に直結する病気の発症率を高めます。

  •  

  • 「概日リズム睡眠・覚醒障害」

  • 私たちの体には、約24時間周期で生理機能や行動を調節する

    体内時計が備わっており、これを概日リズム(サーカディアンリズム)

    と呼びます。睡眠・覚醒のリズムを概日リズムに合わせることで、

    学校や仕事などの社会活動に無理なく参加することができています。

    しかし、この概日リズムがさまざまな原因によって気球の明暗周期に

    合わなくなると、望ましいタイミングで寝起きすることができなくなり、

    日常生活に著しい悪影響が出ます。

  •  

  • 「睡眠時随伴症群」

  • 睡眠時随伴症群は、睡眠中に体が勝手に動いてしまうなどの

    症状を伴う睡眠障害です。

  •  ・ノンレム睡眠から生じる睡眠時随伴症

  •     睡眠中に突然叫び声を上げる夜驚症(やきょうしょう)や、

        寝床を出て歩き回る夢遊病などが見られる。本人には活動した

        自覚がなく、周囲が行動をやめようとしても難しいのが特徴

  •  ・レム睡眠行動異常症

  •     高齢者に多く、レム睡眠中に夢と連動した行動を取るのが特徴。

        睡眠中に突然大きな声を出したり、ときには隣で寝ている人を

        叩いたりするため、本人や周囲が怪我をする危険がある。

        しかし、声をかけると比較的簡単に覚醒し、夢の内容もしっかり

        覚えている場合が多い。

  •     他には、夜尿や歯ぎしり、悪夢も睡眠時随伴症群に含まれます。

        これらの症状は子供によく見られ、成長に伴って自然と回復します。
  •  
  • 「睡眠関連運動障害」

  • 睡眠関連運動障害は、睡眠中や睡眠前後に出現する睡眠障害です。

  •   ・むずむず脚症候群(レストレスレッグス症候群:RLS)

  •     就寝中に足がむずむずするなどの不快感を感じ、睡眠が妨げられる

  •   ・周期性四肢運動障害(PLMD)

  •     睡眠中に、四肢(主に下肢)の筋肉が勝手に収縮や弛緩を

        繰り返すことで、中途覚醒を起こす。

        このほかにも、睡眠中のこむら返りや繰り返し生じる歯ぎしりも、

        睡眠関連運動障害群に含まれます。

 

 

 考えられる原因

 

 

  ストレス

   仕事、学業、家庭、対人関係などのストレスが、

   睡眠の質や量に悪影響を与えることがあります。 

 

 

  精神的疾患

   うつ病、不安障害、双極性障害などの精神的疾患は、

   睡眠障害と密接に関連しています。 

 

 

  身体的疾患

   アレルギー、喘息、慢性疼痛、消化器疾患、心臓病、甲状腺機能亢進症など

   の身体的疾患は、睡眠の質を低下させることがあります。 

 

 

  薬物

   カフェイン、アルコール、ニコチン、向精神薬、利尿薬、抗うつ薬など、

   睡眠に影響を与える薬物の使用が原因となることがあります。

 

 

  生活習慣

   不規則な睡眠スケジュール、昼寝のしすぎ、運動不足、過剰な

   スクリーンタイムなどの生活習慣が、睡眠障害を引き起こすことがあります。 

 

 

  環境要因

   騒音、明るさ、温度、湿度など、不適切な寝室環境が睡眠の質を

   低下させることがあります。 

 

 

  神経学的疾患

   ナルコレプシー、レストレスレッグス症候群、周期性四肢運動障害など

   の神経学的疾患が、睡眠障害の原因となることがあります。

 

 

  生体リズムの乱れ

   シフトワーク、時差ぼけ、遅延型睡眠相症候群など、

   生体リズムの乱れが原因で睡眠障害が生じることがあります。

 

 

 

 一般的な治療とは…

 

 睡眠障害の治療では、

   「生活習慣の改善」 「薬物療法」 「心理療法」        …等

東洋医学は人体と自然を融合した医学

 

「睡眠障害」と一言で言っても

原因も症状も何だかハッキリしない

といったことがことが多いので、
 

専門的かつ部分的な検査や治療を行っても

改善が見られない場合があります。

 

西洋医学では原因不明で、対応が出来ない症状も、

東洋医学では根本改善を目指すことで、症状改善が

可能です。

 

この根本改善の意識が大切だと考えます。

 

あちこち悪いところがあるのに、特定の症状だけ

良くなるというのは、何だか不自然ではない

しょうか

 

まずは全身を診て、一つ一つの症状にアプローチ

していくことで結果的に根本改善に繋がっていきます。

 

 

「五臓六腑」を意識した治療


 

東洋医学では、「睡眠障害」に対して、

五臓六腑のツボを用いた鍼灸施術を行います。

五臓六腑の五臓とはそもそも、

 

 ・肝臓   …  

 ・心臓     

 ・胃腸系  …  

 ・呼吸器系 …  

 ・腎臓系    

 

を指し、それぞれに関連して症状が出やすい

場所というものがあります。

 

 

症状の出やすい方の特徴

 

基本的には、の体質と考えます

 

◆ 肺体質の主な症状は…

 

 ・首、肩こりがひどくて首が回らない

 ・肩甲骨の周りがこっていて腕が回らない

 ・鼻炎(くしゃみと鼻みず)や鼻づまりに困っている

 ・匂いの感覚が鈍くなった

 ・空咳が続く

 ・声がよく裏返る、かすれる

 ・眠りが浅い

 ・下痢(痛みと灼熱感を伴う)

 ・便秘やガスに悩まされる

 ・冷え性(特に手先、足先)

 ・肌が弱い(乾燥肌、アレルギー、かぶれ)

 ・風邪をひきやすい

 ・貧血気味

 ・頻尿(特に日中が多い)

 ・喘息

 ・うつ症状

 ・香辛料を強く好む          …等

 

◆ の体質の特徴は…

 

色白で、全体的にスリムな感じが特徴です。

頭の回転が良くて、眼鏡なんかもよく似合います。

流し目、うなじや首筋、くっきりした鎖骨、

肩ごしのしなやかさが魅力です。

 

肺の機能がいきすぎると、大腸に影響が出て

便秘やガス等に悩まされます。それから肝臓に

怒りをためやすくなってしまいます。

 

顔で言えば、頬にボリュームがあり

丸顔で優しさのある顔の方が多いです。

 

調子が悪いと、むくみからくる頬のたるみや

団子鼻が起こり、毛穴がはっきり、ほうれい線が

くっきりし、二重顎になりかねません。

 

◆ の体質の主な症状は…

 

 ・お酒が強い、もしくは全く飲めない

 ・目眩がある(グルグルするような)

 ・まぶたがピクピクする

 ・ドライアイや、眼精疲労、涙目…等、
  目に症状が出やすい

 ・頭痛持ちである

 ・肩こり、腰痛、首痛、足がつりやすい

 ・足や腕の筋肉がよくピクピクする

 ・爪がもろく、つやがない

 ・足の巻き爪や爪に縦線が入っている

 ・シミが増えた

 ・おへその直ぐ右側が硬い

 ・無意識のうちに歯ぎしりをしている

 ・便秘と下痢がよく起こる

 ・痔がある

 ・春にアレルギーや鼻炎花粉症に悩んでいる

 ・酸味が好きで良く柑橘類を食べる      …等

 

◆ の体質の特徴は…

 

第一印象として引き締まった体つきをしています。

にの腕、太もも、お尻、ふくらはぎなど

体のたるみというものに無縁なタイプです。

醸し出す雰囲気は理知的でそこのいるだけで

存在感があり、何かしらのオーラを発しています。

 

健康で元気な人の一番の魅力は、所作に表れます。

立ち上がる、歩くしゃがむ、足を組む、何事にも

上品な感じが漂います。相手に何かを差し出す、

ものを置く。その所作一つ一つが、心のこもった

印象を与えます。

 

 

 

症状は全て関連性がある

 

東洋医学による鍼灸施術は、薬に頼らず、体の機能を

高めて、全身の不快な症状にアプローチしていきます。

ですので、「睡眠障害以外の身体の不調改善して

いくことができます。

 

木を見て森をみずということわざがあります。
 

これは、一部分に気を取られ、全体を見ていないこと

言います。

 

医療において、特に近年の病院などは、その傾向に

あると思っております。

診察時は、顔を見ないでパソコンと向き合ったまま

診察し、症状に対しマニュアル通りの説明と機械的

に検査そして対処療法を致します。

 

お薬も含めての治療自体に悪いと言うことは一概には

言えませんし、改善したのであれば、それで良いのかも

知れません。

 

でも、そうでない場合は、心も含め体全体のバランス

も見て出来れば根本となる原因を探ることが賢明だと

思っております。

 

病院としても現実問題として、患者様一人一人に対して

時間をかけて、個別にかかわる事は難しいことと思い

ますので、

 

患者様一人一人が、意識できるよう東洋医学を通して

伝えていきたいと考えております。

 

 

治療で使う基本的な経穴(ツボ)

 ・太淵 (たいえん)

 ・太白 (たいはく)

 ・太衝 (たいしょう)

 ・内関 (ないかん)

 ・三陰交 (さんいんこう)

 ・飛陽 (ひよう

 ・中 (だんちゅう)

 ・失眠(しつみん 

 ・安眠(あんみん)       …等

経穴の紹介

太淵(たいえん)

「太」は、大きい、「淵」は、水の深いところ、物が多く集まる場所
という意味があります。

太淵は呼吸器症状に効果的なツボです。
例えば、咳・痰・喉の痛みや腫れ・鼻水・鼻づまりなどの症状に効果が
期待されています。

太淵は、手首前面横紋の親指側の陥凹部、橈骨動脈拍動部に位置します。
手首の手のひら側、親指の付け根の窪みにあるため見つけやすいでしょう。

内関 (ないかん)

内関のツボは、東洋医学で「内」は内臓、「関」は出入りの要所という
意味を持ちます。

内関(ないかん)は自律神経を整え、精神を安定させる効果がある胃腸
などの内臓機能や平衡感覚を正常に戻す作用があります。乗り物酔いや
つわりによる吐き気、ストレスによる不眠など。

内関(内関)のツボを見つける際は、手首を内側に曲げて探します。
手首を曲げた際に手首のしわとあわせてに真ん中に縦筋が入っている
ことを確認できるでしょう。内関は、シワから指3本分ヒジ側へ移動、
かつ、真ん中を通る縦筋の上にあります。

三陰交 (さんいんこうい

三陰交は、足の内側を通る「脾経」「腎経」「肝経」という3つの経絡
が交わる
ところにあるツボです。3つの経絡が交わることから、
「三陰交」と名づけら
れています。

三陰交が特に効くといわれる効果としては、不妊、生理痛、冷え性が
挙げられます。三陰交は女性に役立つツボといわれているものの、
男性の冷え性にも効果的です。

自分の内くるぶしの一番高いところをに小指を置き、ふくらはぎに
指4本をそろえて当てます。三陰交は人差し指が当たっているところで、
脛骨の後ろ側の際にあります。

孔最(こうさい)

「孔」は穴の意味で、肺の気を通す「最」も優れたツボという意味
です。

咳などのかぜの症状や呼吸器系症状に効能があるとされその他にも、
腰痛や痔などにも効果があるとされます。

孔最は、肘から手首までを3等分したときの、肘側の3分の1のところ
にあります。

正確には、肘を曲げた際にできる線の上を触ると固い腱がある外側の
窪みが
尺沢(しゃくたく)というツボと、先に述べた手首の関節の
外側の窪みにある

太淵(たいえん)というツボを結んだ線上の、尺沢から太淵側へ
指4本分を移動したところが孔最です。

膻中 (だんちゅう)

膻中という名前の由来は「膻」両乳頭の間の「中」中央という意味です。

膻中は、鎮痛安定作用、自律神経の調整などに効果が期待できます。
ストレス解消や五月病、快眠などに有効です。
また呼吸機能を改善し、
動悸や息切れ、胸の痛みに作用します。このように幅広い効果・効能の
期待ができます。

膻中のツボの位置は、左右の乳首を結んだライン(第4肋間の高さ)
と身体の体の真ん中のライン(胸骨)が交わるポイントにあります。

失眠 (しつみん)

東洋医学では不眠のことを「失眠」といい、失った眠りを取り戻す
という意味で名付けられています。

失眠はその名の通り、不眠症を改善するツボです。そのほかイライラ
や不安などを抑えて、精神を安定させる効果も期待できるのが特徴
です。そのため、女性によくある生理前・生理中の情緒不安定を解消
するのにも役立ちます。冷えやむくみなどの症状を緩和するのにも
効果的です。

失眠は、かかとの中央の少しくぼんだ部分にあります。見つけにくい
場合は、親指と人差し指で輪を作り、かかとを丸く囲んだときに
中央にくる場所です。

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