腰部脊柱管狭窄症

                                   公開日:2021年 8月22日      
                                   更新日:2024年 4月19日

目次

脊柱管狭窄症とは?

 

脊椎は、椎骨と呼ばれる骨が積み重なってできています。

一つ一つの椎骨には穴(椎孔、ついこう)が空いており、

1本の管のようになっています。

これを脊柱管といい、その中には脳から続く神経の束が

通っています。

この脊柱管がさまざまな原因によって狭くなることを

脊柱管狭窄症(せきちゅうかんきょうさくしょう)と

呼びます。

しかし、老化などの影響で椎間板や腰椎が変形・変性して、

脊柱管が狭まると、その中を通っている神経が圧迫されて

しまいます。

そうすると神経の働きが乱されて、足に痛みやしびれが

起こったり、動きが悪くなったりするのです。

脊柱管の狭窄は、加齢性の変化で、椎間板の変性や骨の変形、

靱帯の緩みなどが原因になります。

また、生まれつき脊柱管が狭いために発症するケースもある

ようです。

 

有病率

 

脊柱管狭窄症とは、その脊柱管が狭くなる病気です。

50歳代から徐々に増え始め、60~70歳代に多くみられます。

高齢者の10人に1人は腰部脊柱管狭窄症であり、

推定患者数は約580万人といわれています。

腰部脊柱管狭窄症の特徴

必ず現れる症状が、脚のしびれや痛みで、

太ももからふくらはぎやすねにかけて起こります。

腰痛は必ず起こるわけではありません。

また特徴的といえる症状が、腰部脊柱管狭窄の

約7割に起こる間欠跛行(かんけつはこう)です。

歩いているうちに脚のしびれや痛みが強くなって

歩けなくなり、前かがみになって少し休むと

楽になって、また歩けるようになる......

といった症状を繰り返します。

しばらくまっすぐ立っているだけで、

しびれや痛みが起こることもあります。

 

症状とは?

  

  ・太ももから ふくらはぎや すねにかけて しびれや痛みがある

  ・しびれや痛みは しばらく歩くと強くなり 休むと楽になる

  ・しばらく立っているだけで しびれたりいたくなったりする

  ・前かがみになると しびれや痛みは楽になる

 

考えられる原因

 

主な原因は、加齢による椎間板の変性です。

特に、腰椎変性すべり症や変形性脊椎症などの病気に

よるものが多いといわれています。

発症する患者さんのライフスタイルはさまざまです

デスクワークの仕事をされている方に起こることもありますし、

肉体労働の方に起こることもあります。

加齢が原因であることが多いため、この病気は、

特に60歳以上の方に多いといわれています。

ただし、30歳代などで発症するケースもあります。

生まれつき脊柱管が狭い方は、発症しやすいと考えられています。

 

東洋医学的な治療を中心に行います

西洋医学(病院)では原因不明な症状も、

東洋医学では根本改善を目指した施術が可能です。

その理由は、東洋医学は人体と自然の融合した医学
だからです。

西洋医学は「腰部脊柱管狭窄症」の症状を訴えれば、

・背骨 ・腰 ・足 

にしか着目しません。

 

しかし、東洋医学は症状と全身をみて「腰部脊柱管
狭窄症」
を施術していきます。

それは、その他にお悩みの症状も持ち合わせている
事がほとんどだからです。

それら一つ一つの症状にアプローチしていくことで
結果的に改善していくのです。

 

腰部脊柱管狭窄症外の症状も細かく観察する

 

東洋医学では、一見その病態に関係ないと

思われる症状も細やかに聞いていきます。

それは東洋医学の大原則、「不通促通」

(ふつうそくつう:通っていないと、痛みを促す)に由来しています。

東洋医学では、「腰部脊柱管狭窄症」の症状を腰という

局所部分だけの症状ととらえず、全身をみて施術していくためです。

 

たとえば、

 ・便秘

 ・肩こり

 ・生理不順

 ・食欲不振

 ・下痢

 ・足の冷え  …

 

一見「腰部脊柱管狭窄症」とは無関係に思われる、他の症状などです。

「腰が痛いから、腰に原因があるに違いない」というのは

西洋医学的な偏った考えといえます。

体は全て繋がっていますので、東洋医学では全身の症状を見て、

施術を行っていきます。

 

症状は全て関連性がある

 

東洋医学による鍼灸施術は、鎮痛剤などの薬に頼らず、

また、全身の不快な症状にアプローチしていきますので、

「腰部脊柱管狭窄症」以外の身体の不調も改善していく
ことができます。

 

東洋医学で施術することは、患者さまの生活の

そのものの改善に欠かせない事だと思っております。

そして悩みを解決し、お客様の喜びの声を聴くこと、

これこそ私にとって大きな鍼灸施術のやりがいにつながります。

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