トリガーポイントはり療法

痛みやしびれの大半は、筋肉が原因だと感じております。そして原因となる

筋肉には、「こり」がありそのこりを丁寧にほぐしていきます。

トリガーポイントはり療法の特徴は、はりでポイントを捉えると患者様が思わず

「いつも感じているのは、その痛みです!」などのような反応をされ、

患者様ご本人が痛みの原因の場所を把握できるのが特徴です。

 

トリガーポイント療法とは

 

    …トリガーポイントとは…

首や肩、背中や腰、お尻などの筋肉は、疲労や血行不良

などがつづくとロープ状に強く緊張して硬いこわばりが

できます。
 

これを「索状硬結」といいます。
 

この「索状硬結」の中に、とくに硬く、痛みを発する、

こり状のポイントができます。

これが『トリガーポイント』です。
 

トリガーは「引き金」という意味で、銃の引き金を

引くと弾が遠くまで飛んで行くのと同じように、

『トリガーポイント』が引き金となって、遠くの場所に

痛みを飛ばしているのです。
 

その遠くの場所に感じる痛みやしびれ、重だるさを

「関連痛」とよんでいます。

この痛みやしびれ、筋力低下の症状以外にも感覚鈍麻、

発汗、めまいといった自律神経症状に関連することも

あります。

 

例えば首や肩のこりが原因となる頭痛があります。これは右上の図のように、

首肩の筋肉のこりが『トリガーポイント』となり、

それが原因で頭に「関連痛」として頭痛が出ている状態です。

このようなケースでは、薬を飲んでも治らなかった頭痛が、首や肩のコリを

ほぐすことであっさり解消してしまうことがあります。

 

 

   …なぜトリガーポイントができるの?…

 

トリガーポイントができる要因はいくつかあります。 
 

  ・長時間の同じ姿勢


  ・過度な仕事やスポーツ

 

  ・反復動作

 

  ・ストレス

 

  ・血行不良

 

  ・自律神経の乱れなど

 

  ・ケガや手術

 

上記1~7により、筋肉に疲れが溜まり、その疲れが続くと血流が悪くなり、

筋肉が硬くなってきます。

その硬くなった筋肉の中に、トリガーポイントができ、さまざまな痛みや

しびれを引き起こします。

 

 

   …トリガーポイントができるまで…


筋肉が強く緊張して硬くこわばる
      ↓
筋肉や筋肉を包む筋膜に無理な負担がかかる ⇒ 痛みが出る
      ↓
さらに筋肉の中の血管を圧迫して筋肉の中の血行が悪くなる      
      ↓
血行が悪くなると筋肉が酸素不足となり、 疲労物質や発痛物質が増える
      ↓
痛み『筋筋膜性疼痛症候群=MPS』が発生
(きんきんまくせいとうつうしょうこうぐん) 


MPSの痛みはとても強い痛みで、しびれや重だるさなどをともないます。

いわゆる神経痛と診断される症状も、このMPSが原因である場合があります。


筋肉が緊張すると、筋肉やその筋肉を包んでいる筋膜に負担がかかり、

それだけで痛みを感じる神経を刺激してしまいます。


また筋肉が緊張すると、筋肉の中の血管を圧迫してしまい、血行が悪くなって

酸素不足になります。

さらに乳酸などの疲労物質や、ブラジキニン、プロスタグランジンといった

発痛物質(痛みの原因となる物質)が増えます。

このようなプロセスで痛みが発生するのです。

そしてこのような状態がしばらく続くと、痛みによりさらに筋肉が緊張し、

 

また不安やストレスなども加わってさらに痛みが悪化する【痛みの悪循環】

という状態に陥ります。

 

トリガーポイントはり療法の期待できる
3つの効果

即効性があります

トリガーポイント療法を受けると、深部の筋肉まで

治療ができることにより、

・血行の改善

・筋肉の伸縮機能の改善

・神経-筋機能の改善

・筋力、筋バランスの改善

・痛みを抑制する神経機構

内分泌機能の回復

により痛みに対して過敏になっている状態が素早く正常に回復します。

自律神経に働きかける

近年のストレス社会によりヒトの身体は交感神経緊張

症状になり、免疫機能は低下・ストレス感受性の増加・普段からの

痛みの部位の悪化など様々な症状を引き起こしてしまいます。

自律神経機能が乱れると身体に様々な障害が出てきます。

 

トリガーポイントを刺激すると副交感神経機能が活性化し、

免疫の活性・ストレスに対する防御力・痛みの抑制効果など

が期待できます。

 

トリガーポイントを刺激した後は副交感神経の活性で動くように

なる消化器系が活性化しお腹がよく動くようになります。

骨格筋に対するアプローチで様々な部位にアプローチできる

トリガーポイント鍼治療は近年の人の活動にとって予防医学になり

得る治療です。

鈍痛が出ることが目安になります

《発生源認知》というものを最重要視します。

発生源認知とは、トリガーポイント=発痛部に鍼などが当たった時に生ずる、

「私の痛い所はそこ!」「痛い所に鍼が当たった」

「痛い所が刺激された」「あ!私の痛み」

といった感覚です。
 

そこに鍼が当たった時は、まさに瞬間に「そこ!」「これ!」とわかります。

この感覚こそが、痛みの原因に鍼が当たったという証左です。

痛みを発している元に直接鍼が当たっているからこそ、

根本から痛みを除去できるのです。

はり・お灸治療のはじめての方へ


おそらくはり治療を躊躇される大半の方は、表面的な

「チクッ」といった注射のような鋭い痛みを連想される

方が多いと思いますが、

実はその痛みは、あまりありません。

ただし、痛み感覚には個人差があります。

 

はりは、細いもので髪の毛ぐらいで、思った以上に細く

しなやかで、痛みがあったとしても、うぶ毛を抜く程度の

ものです。


但し、筋肉が硬くなっている箇所に刺入していった際に

たまに重痛い・痛だるいといったはり独特の刺激を感じる

事があります。


鍼の世界では”響き”と言いますが、こういった刺激に不安

を感じる方や苦手な方は、一声かけて下さい。

ちなみにはりはディスポーザブル(使い捨て)を使用して

おりますので衛生面での心配は一切ございません。


お灸は、いくつかの種類がございまして火傷にならない

安全なものもありますので安心して下さい。

熱刺激量の感度には個人差がありますので、その時によって

調節いたします。

 

はり・お灸治療は副作用はありませんが、人によっては一時的な

だるさ・立ちくらみ・湯あたりのような症状(個人差があり)

を伴う事がございます。

これは好転反応といって、血流が良くなる事で代謝が促進

されて起こる反応なので心配ありません。


治療を行っていく上で、良くも悪くも反応がありますと体や

精神面の状態を把握しやすいといったことがあります。

次の治療をするにあたり重要な情報になることは間違いありま

せんので、是非、お伝えください。

 

料金表

 当院で受けられる施術料金をご案内します。

初診は 5000円 です(税込)

 …はり・お灸はしてもしなくても同じ料金です…
 

特に初回は、問診と簡単な検査に時間がかかる場合がありますので、
お時間に余裕のある方は、約90分を見ていただければと思います。

2回目以降の料金です

               (2回目以降の施術は、消費税が加算されます)

① 50~60分(痛みの特定部位) 5,500円(税込)
② 80~90分(全身) 8,800円(税込)
③ 110~120分(全身+美容鍼) 11,000円(税込)

※ ①のコースを希望の場合、痛みがたくさんあっても  
   
時間内で対応できる痛み部位のみを対応いたします。

※ ③美容鍼(びようはり)‥‥顔面・頸・頭部に合計数十本のはりをいたします。
               
基本的には女性スタッフ対応いたします。

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